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権利擁護

更新日:2025年11月11日更新 印刷ページ表示

権利擁護とは

誰もが安心して生活できるように支えます

全ての人には、「自分らしく生きる」「安心して暮らす」「人として大切にされる」といった権利があります。これは、年齢や障害の有無に関係なく、平等に保障されています。

しかし、判断力が低下したり、支援が必要になったとき、こうした権利が守られにくくなることがあります。たとえば、だまされて不利益な契約をさせられたり、虐待や差別を受けたりすることもあります。

権利擁護とは、そのようなときに「本人の思いや希望を大切にしながら、安心して生活できるように支えること」をいいます。

手とハートのイラスト

権利擁護の対象になる方とは?

  • 認知症のある高齢の方
  • 知的障害や精神障害のある方
  • 高齢者や障害があって虐待を受けている方
  • 必要な介護や障害福祉のサービスが受けられていない方

このような方が、自分らしく安心して暮らせるための仕組みが権利擁護です。

権利擁護を支える制度

成年後見制度と自立支援事業

成年後見制度

​成年後見制度は、認知症や知的障害・精神障害などで判断能力が不十分な人を支援するための制度です。家庭裁判所が選んだ後見人が、財産管理や契約など代わりに行います。

  •  預貯金や年金の管理がうまくできなくなっている
  •  悪質な訪問販売や詐欺に合っているが自覚がない
  •  不動産の売買や賃貸などの手続きが必要だが自分で行うのが難しい
  •  介護や障害福祉のサービスが必要だけど契約が難しい
  •  認知症になってしまったときに備えてあらかじめ準備をしておきたい
  •  知的障害のある子どもの財産管理を任せたい

このような心配がある方は成年後見制度をご検討ください。

成年後見人のイラスト

 

日常生活自立支援事業

認知症や障害で判断力に不安がある方が、地域で安心して生活できるように、日々の金銭管理や契約のお手伝いを行う事業です。

  • 福祉サービスの利用申し込みのお手伝い
  • 日常的なお金の管理や支払いのお手伝い
  • 書類の確認や整理
  • 通帳や印鑑の預かり

こういったお手伝いやサポートが必要と感じる方は、日常生活自立支援事業の利用を検討してください。

 

虐待の防止

虐待は、身近に起こり得る問題です。市では、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、関係機関と連携しながら、虐待の早期発見と防止に取り組んでいます。

高齢者虐待

高齢者虐待とは、家庭や施設などで高齢者に対して行われる、心や体を傷つける行為のことです。たとえ悪意がなくても、虐待にあたることがあります。

障害者虐待

障害のある人に対して、体や心を傷つけたり、生活に必要な支援をわざとしなかったりすることを「障害者虐待」といいます。
家庭の中だけでなく、施設や職場でも起こることがあります。

虐待かな?と思ったら通報や相談を!

すべての国民には、虐待を見たり、虐待かな?と思ったときは通報する義務があります。

虐待を受けている本人や、虐待をしている人に虐待の自覚がないことがあったり、また、虐待をしている人自身が追い詰められていたり、病気や障害などで助けを必要としていることも多くあります。

少しでも早めの通報が、本人も周りの人も守る大切な第一歩になります。具体的な証拠がなかったとしても大丈夫です。通報者の秘密は固く守られますので、虐待かも?と思ったら迷わずに通報や相談をしましょう。

虐待の通報・相談先

糸魚川市福祉事務所 地域包括ケア係

電話番号 025-552-1511 メール fukushi@city.itoigawa.lg.jp

 

障害者差別解消

障害があってもなくても、皆がに暮らしやすい社会のために

「障害者差別解消法(正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」は、障害のある人に対する不当な差別をなくし、必要な配慮(合理的配慮)を行うことで、誰もが生きやすい社会をつくることを目的としています。

障害者差別について詳しくはこちら