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報道機関と市長との「定例記者会見」を開催しました。
市長からの報告内容は次のとおりです。
令和7年4月30日(水曜日)11時00分から11時45分まで
糸魚川市役所4階 庁議室
本日は、市長就任後、初の市長定例記者会見の開催にあたり、大変お忙しい中、ご出席いただき、誠にありがとうございます。
報道各社の皆様には、日頃から当市の情報発信に特段のご尽力を賜り、心より感謝とお礼を申し上げます。市長の就任にあたり、一言、ご挨拶申し上げます。
この度は、市民の皆様から厳粛なるご信託と力強いご支援を賜り、市長の重責を担うことになりました。皆様の期待の大きさに、身の引き締まる思いをいたしております。私が掲げた「縮充」という概念で、これからの糸魚川をつくる上で、「人の輪」に支えられる市政運営を実施していく覚悟です。今までお会いした皆さまには、「縮充」という言葉を使って、ようやくキャッチボールできるようになりました。また、行政職員の皆様さんも、「縮充」という言葉に素早く反応していただいているところであり、この「縮充」という概念を市民の皆様に広くお伝えできればと思っています。
皆さまには、私の掲げる「人の輪」を広げるご支援をしていただければ幸いに思っているところでございますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
(1)令和7年度姫川・関川総合水防演習について
(2)令和7年度はたちの集いについて
(3)糸魚川創成塾について
(4)フォッサマグナミュージアム特別展について
(5)書籍「翡翠ってなんだろう2025」の出版について
本日は、5点について、情報提供をさせていただきます。
1点目は、令和7年度姫川・関川総合水防演習について、であります。5月31日(土曜日)、寺島地内の姫川河川敷において、当市では9年ぶりとなる姫川・関川総合水防演習が開催されます。
今から30年前になりますが、平成7年に姫川で発生した7.11水害では、国道148号およびJR大糸線に甚大な被害をもたらし、長期にわたり市民生活に大きな爪あとを残しました。また、災害の復旧活動の際に発生した蒲原沢土石流災害では、14名の方が犠牲となりました。
過去の水害記憶を次世代に語り継ぐとともに、いつ起こるかわからない大規模な水害に対して、こうした演習が大変重要であり、防災意識の向上を図ってまいります。
2点目は、令和7年度はたちの集いについて、であります。5月3日(土曜日)、市民会館において、はたちの集いを開催いたします。対象者は、当市在住または当市出身者等の20歳の方であり、成人年齢の引き下げにより、成人式を行っていない年代となります。第1部では、20歳の節目を迎えた皆さんへのお祝いや、記念品の贈呈などの式典を行い、第2部では、実行委員会の企画で、思い出動画の上映やビンゴ大会などのアトラクションが計画されていると聞いております。
多くの方からご参加いただき、これを機に自分が成長してきた故郷糸魚川を懐かしみ、久しぶりに会う仲間との交流を深めていただきたいと存じます。
3点目は、糸魚川創成塾について、であります。糸魚川市内で創業や事業の新展開を考える方を支援するため、起業・創業に必要な知識を集中的に学ぶ学習講座として、今年度も糸魚川創成塾を開催いたします。これまでの修了生は166人、その内42人が糸魚川市内で起業・創業し、活躍されています。また、昨年度に引き続き、学生の参加と創業を後押するため、「学生応援キャンペーン」を行います。大学生以下の参加者は参加費を無料とし、さらに、受講回数に応じて、翠ペイポイントを最大10,000ポイント、プレゼントいたします。
必要な知識を集中的に学ぶ学習講座を開催し、新展開を考えたい方を支援するとともに、「糸魚川で叶えたい夢がある」方が、多くの仲間とつながり、夢への第1歩が踏み出せる機会となることを期待しております。
4点目は、フォッサマグナミュージアム特別展について、であります。今年は、フォッサマグナを発見した地質学者ナウマン博士が来日した年から150年を迎えます。この節目に合わせ、5月10日(土曜日)から7月6日(日曜日)まで、フォッサマグナミュージアムふるさと展示室において、特別展「ナウマン博士とひも解く日本地質学の原点と未来」を開催いたします。この特別展では、日本地質学の父と評されるナウマン博士の業績が、現在の地質学の知見とどのように結びつくのかについて紹介いたします。
この特別展の開催に合わせて、ドイツから、ナウマン博士のひ孫にあたるペーター・ナウマンさんご夫妻が来日し、5月10日(土曜日)に行われるオープニングセレモニーに出席されます。また、ナウマン博士について研究されている上越市出身の矢島道子さん、日本地質学会第1回ナウマン賞を受賞された、片山郁夫さんの講演会も、期間中に開催いたしますので、多くの皆さんからご来場いただきたいと存じます。
5点目は、書籍「翡翠ってなんだろう2025」の出版について、であります。当書籍は、ヒスイの入門書として発売された「翡翠ってなんだろう2021」の改訂版で、2020年に糸魚川市の天然記念物となったコスモクロア輝石露頭や2022年にヒスイが新潟県の石になった経緯など、ヒスイに関係した最新の話題が盛り込まれております。糸魚川のヒスイは、大阪関西万博の静けさの森や迎賓館に設置されるなど、広く注目されております。ぜひ、国石や新潟県の石であるヒスイについて見識を深めていただきたいと存じます。
姫川・関川総合水防演習 [PDFファイル/1.86MB]
はたちの集い [PDFファイル/1MB]
糸魚川創成塾 [PDFファイル/859KB]
フォッサマグナミュージアム特別展 [PDFファイル/746KB]
書籍「翡翠ってなんだろう2025」の出版 [PDFファイル/453KB]