策定の趣旨
安全でおいしい水を安定的に供給するために、水道事業の現状と課題を総合的に考察した上で、目指すべき将来像を描き、その実現のための方策等を示すものとして「糸魚川市水道ビジョン」を策定しました。
計画期間
平成21年度から令和10年度までの20年間
現状
平成17年3月の一市二町の合併に伴う水道事業の統合により誕生しました。本市域の大部分は中山間地であり、また河川も多く、清浄で豊富な水に恵まれていますが、山や谷に挟まれた高低差の激しい地区が多く存在しているため、上水道3区域のほか、市営簡易水道等が17箇所、組合営水道が41箇所、合せて61箇所の水道が点在しています。
将来予測
人口は、減少傾向が続き、組合営水道の公営化等により、総人口と給水人口の差が徐々に縮まっていくものと予測しています。
水需要(給水量)においても給水人口の減少とともに緩やかに減少していく傾向を示し、一日最大給水量は、平成17年と比べて、約400立法メートル減少するものと予測されます。
水道ビジョンの基本的方向
基本理念
市民に信頼される水道 ~安全、安心でおいしい水道~
基本方針
(1)安全でおいしい水の供給
- 安全な水道水の確保
- 水質の管理及び監視体制の確立
- 事業統合及び公営化
(2)安定した水の供給
- ゆとりのある配水池の構築
- 老朽化施設の計画的な更新
- 災害に強い水道施設の構築
(3)健全経営の維持
(4)環境に対する影響の軽減
めざす目標
(1)安全でおいしい水の供給
- 信頼性の高い水道
水道は、市民生活の根幹をなすものです。安全・安心で、おいしく信頼性の高い水道事業を目指します。
- 事業統合と公営化
市内の数多い水道を統合し、効率的な運営体制の構築を図るとともに、公営化等により水道普及率の向上を目指します。
(2)安定した水の供給
- 安定給水の確保
ゆとりある配水池の確保や管網広域化の整備等により、安定した水の供給を目指します。
- 管路等水道施設の耐震化
管路等施設の耐震化を進め、災害に強い水道施設の構築に努めます。
(3)健全経営の維持
- 効率的かつ健全な水道経営
水道事業の健全な財政を維持していくため、今後の収支状況の的確な把握や計画的な事業の実施に努めます。
また、効率的・効果的な事業運営を図るため、事務事業の一層の民間委託を進めます。
- 利用者サービスの充実
多様化する市民ニーズに対応するため、迅速かつ的確な窓口対応や水道事業に関する情報の積極的な公表など、お客様サービスの向上に努めます。
(4)環境に対する影響の軽減
- 環境にやさしい施策の実施
自然環境に配慮した、環境負荷の軽減化を図ります。
糸魚川水道ビジョンの構成
第1章 水道ビジョン策定の趣旨
第2章 水道事業の概要
第3章 市営水道事業の現状分析と課題
第4章 水道事業に係る将来予測
第5章 糸魚川市水道ビジョンの基本的方向
第6章 今後の目指すべき基本的な施策
別表 糸魚川市各水道事業期間別計画一覧
別図 糸魚川市各水道事業別計画図
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<外部リンク>
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