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輸入天然ガスの基準平均原料価格(a)と平均原料価格(b)との差額(原料価格変動額(c))が生じた場合、基準単位料金に替えて、調整単位料金を適用してガス料金を算定します。
(ア)計算式
1 毎月のガス料金=基本料金±従量料金(使用量×調整単位料金)
2 調整単位料金=基準単位料金±原料価格変動額(c)×調整額(d)×消費税率
(a)基準平均原料価格
124,190円
(b)平均原料価格(3か月輸入天然ガス平均価格×輸入天然ガス混入率)
3か月の輸入天然ガス平均価格に混入率を乗じて得た額
(c)原料価格変動額
平均原料価格±基準平均原料価格(100円未満切捨)
(d)調整額(1立方メートル当たり100円変動した場合のガス料金変動額)
0.0750/100円
(イ)原料費調整制度導入後のガス料金計算例
輸入天然ガス | (a)基準平均 原料価格 |
(b)平均原料価格 (3~5月前の平均) |
差引 |
---|---|---|---|
トン当たり平均額 |
124,190円 |
132,740円 |
8,550円 |
上記条件で、1か月50立方メートル使用した場合(基本料金968.00円 基準単位料金185.84円)のガス料金は、
(a)基準平均原料価格=124,190円
(b)平均原料価格=132,740円
(c)差引=8,550円=8,500円(百円未満切捨)
(d)調整単価の計算
8,500×0.0750÷100×(1+0.10(消費税))
=7.0125
=7.01(プラスの場合:小数点3位以下切捨て、マイナスの場合:小数点3位以下切上げ)
↓
単位料金調整単価 7.01円
(e)ガス料金
基本料金+使用量×(基準単位料金±調整単価)
968.00+50×(185.84+7.01)
=968.00+50×192.85
=10,610円
輸入天然ガスの基準平均原料価格(a)と平均原料価格(b)との差額(原料価格変動額(c))が生じた場合、基準単位料金に替えて、調整単位料金を適用してガス料金を算定します。
(ア)計算式
1 毎月のガス料金=基本料金±従量料金(使用量×調整単位料金)
2 調整単位料金=基準単位料金±原料価格変動額(c)×調整額(d)×消費税率
(a)基準平均原料価格
54,900円
(b)平均原料価格(3か月輸入天然ガス平均価格×輸入天然ガス混入率)
3か月の輸入天然ガス平均価格に混入率を乗じて得た額
(c)原料価格変動額
平均原料価格±基準平均原料価格(100円未満切捨)
(d)調整額(1立方メートル当たり100円変動した場合のガス料金変動額)
0.0750/100円
(イ)原料費調整制度導入後のガス料金計算例
輸入天然ガス | (a)基準平均 原料価格 |
(b)平均原料価格 (3~5月前の平均) |
差引 (b)-(a) |
---|---|---|---|
トン当たり平均額 |
54,900円 |
90,220円 |
35,320円 |
上記条件で、1か月50立方メートル使用した場合(基本料金968.00円 基準単位料金121.82円)のガス料金は、
(a)基準平均原料価格=54,900円
(b)平均原料価格=90,220円
(c)差引=35,320円=35,300円(百円未満切捨)
(d)調整単価の計算
35,300×0.0750÷100×(1+0.10(消費税))
=29.1225
=29.12(プラスの場合:小数点3位以下切捨て、マイナスの場合:小数点3位以下切上げ)
↓
単位料金調整単価 29.12円
(e)ガス料金
基本料金+使用量×(基準単位料金±調整単価)
968.00+50×(121.82+29.12)
=968.00+50×150.94
=8,515円