上路山村振興センター

 謡曲「山姥」の舞台となっている上路地区。
 この上路地区に、豊かな自然と文化に触れる憩いの場、市民の交流の場として、「上路山村振興センター」があります。

 ※現在、一般の方は利用できません。
上路山村振興センター外観
地元産木材を利用したセンター

上路山村振興センター内装
落ち着いた雰囲気の室内


山姥の里

 上路山村振興センターの周辺には、『山姥伝説』を、今の世に伝える数多くの古跡があります。上路地区を訪れた際には、ぜひ山姥の里めぐりをしてみてください。
山姥洞 山姥洞
 山姥の住まいとされる、自然の大岩が重なってできた洞は、白鳥山の中腹、標高900メートルにある。岩に虚空蔵菩薩が刻まれている。洞へは上路集落から林道橋立上路線を上り、途中から林道山姥線へ入る。この林道から洞まで徒歩約60分。
山姥の踊り岩 山姥の踊り岩
 山姥洞の横に、約4平方メートルの平らな一枚岩がある。岩の下に文殊菩薩の石像が安置されている。山姥がこの岩を舞台にして歌い、舞ったと伝えられることから「踊り岩」の名がつけられた。踊り岩に立つと、眼下に上路地区が一望できる。
山姥神社 山姥神社
 集落の県道脇から入った小高い山に神社がある。毎年4月9日、10月9日に祭礼が行われている。
日向ぼっこ岩 日向ぼっこ岩
 山姥がこの岩で日向ぼっこをしたと伝えられている。別名「シラミ取り岩・ノミ取り岩」。
金時の手玉石 金時の手玉石
 集落の中ほどの県道脇に、大きさ50センチメートル四方の苔むした小岩がある。山姥が日向ぼっこしているそばで、金時はこの石でお手玉をして遊んだと伝えられ、その怪力ぶりが想像される。
金時のぶらんこ藤 金時のぶらんこ藤
 山姥神社の林に、坂田金時が”ぶらんこ”にして遊んだと伝えられる径20センチメートルもの太くて大きな藤の老木がある。
拝岩 拝岩
 拝岩の上に立つと、山姥洞が見える。そこでこの岩の上に壇を設けてお経をあげ、お参りしたという。この岩は元は集落の中央にあったが、住宅が建ち、山姥洞を遠望できず、岩も地中に埋もれてしまったことから、現在は、上路小学校跡の『山姥碑』の前に新しく石を据え、拝岩としている。
※青海町図書館編『青海ふるさと事典』より引用

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 山姥の里マップ(PDF:591KB)