大火の歴史
過去から学び、火災に強いまちへ
過去の大火
糸魚川市においては、昭和以降に限っても昭和3年、7年、29年と度重なる大火を経験しており、なかでも昭和7年12月21日の大火では、北西の強風にあおられ380棟が被害を受けました。今回の被災エリアは、昭和7年の大火による被災エリアと重なる部分が多く、このときの大火後に建てられた比較的古い家屋が残っていた地域でした。そのため、現在の法律の基準に適合しない建築物も多く残っていました。
- 過去の大火の焼失区域
- 被災前の本町通りの町並み
火災に強いまちづくり
繰り返し糸魚川を襲う大火。
昭和3年、7年、29年、そして平成28年の大火で被災した人の合計は2600人余りにものぼります。
大火へと繋がった要因として、被災地の地理的問題や建築物の防火対策が不十分であったことがあげられます。それ以外にも、過去にあった被災経験の風化も一件の火事が大火へと繋がってしまった要因のひとつです。
過去から学び、被災経験を教訓とすることで火災に強いまちづくりを目指します。
発生年月日 | 全焼・半焼 | 被災世帯 | 被災人数 |
---|---|---|---|
昭和 3年(1928) 8月19日 | 188棟 | 199世帯 | 504人 |
7年(1932)12月21日 | 380棟 | 332世帯 | 1,791人 |
29年(1954) 8月19日 | 42棟 | 27世帯 | 113人 |
平成 28年(2016)12月22日 | 147棟 | 145世帯 | 260人 |