令和5年第4回市議会定例会開会あいさつ(行政報告)

更新日:2023年11月27日
 令和5年第4回市議会定例会の招集に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、大変ご多用のところご参集いただき、厚くお礼申し上げます。
 本定例会におきましては、条例改正や補正予算など、13件の議案について、ご審議をお願いしたいものでありますが、この機会に3点につきまして、ご報告申し上げます。

 はじめに、来海沢地すべり災害避難指示の解除について、ご報告申し上げます。
 この度、県が行う地すべり対策工事が進み、一定の安全性が確保されたことから、昨日11月26日に住民説明会を開催し、同日正午に2世帯6人に対する避難指示を解除するとともに、来海沢地すべり災害対策本部を解散いたしました。
 今後も、国や県を始め、多くの皆様からご協力をいただき、地すべり対策工事や農業施設などの復旧工事を継続し、安全、安心を最優先に一日も早い全面復旧に向けて、取り組んで参ります。

 2点目に、糸魚川総合病院の分娩の再開と病床数の変更について、ご報告申し上げます。
 糸魚川総合病院では、令和5年4月から分娩を休止していましたが、11月1日に医師が着任され、11月下旬から分娩を再開いたします。
 市内で出産することができなくなり、市民の皆様の不安もあったことと存じますが、分娩の再開は、県や糸魚川総合病院と連携して取り組んできた成果と捉えております。
 また、令和6年4月より、病床数を現在の261床から199床に変更すると報告がございました。
 これは、市内で唯一の総合病院として急性期から回復期までの機能を担うほか、地域包括ケアシステムを支える医療機関として機能を見直すためとのことであり、具体的には、5病棟体制から慢性期の病棟を一つ廃止し、病床数の最適化を図るためとお聞きしております。
 正式には、12月開催予定の上越地域医療構想調整会議を経ての変更となりますが、市といたしましては、引き続き糸魚川総合病院と連携し、安全、安心な医療体制の維持に努めて参ります。

 3点目に、2025大阪・関西万博への参画について、ご報告申し上げます。
 万博会場で開催される自治体参加催事に県が申請しており、当市も参画する予定としております。
 内容としましては、「食」をテーマとした催事やヒスイの展示などを計画しており、詳細については県及び万博協会と調整を進めているところであります。
 市といたしましても、国内外から訪れる多くの皆様に当市の魅力を発信し、北陸新幹線の敦賀延伸を生かした関西方面へのPRと合わせ、交流人口の拡大に努めて参ります。

 以上、3点について、ご報告申し上げました。

 議会並びに議員の皆様から特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、招集のご挨拶とさせていただきます。