令和5年第3回市議会定例会閉会あいさつ(行政報告)

更新日:2023年9月21日
 令和5年第3回市議会定例会閉会にあたり、お礼を兼ねまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る8月28日から本日までの長期間にわたり、条例改正や、決算認定など、多数の重要案件につきまして、慎重なご審議をいただきましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
 さて、この機会に5点について、ご報告申し上げます。

 最初に、糸魚川総合病院の産婦人科医師採用と、分娩の再開について、ご報告申し上げます。
 産婦人科医師につきましては、糸魚川総合病院及び新潟県と連携・協力して医師確保に向けて取り組んで参りましたが、11月から産婦人科常勤医師1名を新たに採用できる見込みとなりました。
 これにより、分娩の取扱いが再開されることとなりますが、再開時期等につきましては、糸魚川総合病院において調整中であります。
 引き続き、市民の安全で安心できる医療体制の確保に向けて、関係機関と連携して参ります。

 2点目に、新潟県地域枠・医師養成修学資金貸与制度における連携市町村の採択について、ご報告申し上げます。
 県と市町村が連携して実施する「地域枠・医師養成修学資金貸与制度」につきまして、令和6年度も新たに1件採択となりました。
 本制度は、貸与を受けた医学生が、卒業後の一定期間、医師として、市内の病院に勤務するものであり、地域医療体制の維持につながるものと大いに期待しているところであります。
 今後も引き続き、関係機関と連携を図り、地域医療を担う人材の確保に努めて参ります。

 3点目に、台湾旅行社へのトップセールスについて、ご報告申し上げます。
 10月2日から6日までの予定で、インバウンド観光の推進に向け、北アルプス日本海広域観光連携会議の代表として、台北の大手旅行会社に対し営業を行って参ります。
 併せて、台湾ジオパークネットワークの総会に出席し、糸魚川ジオパークの特徴や魅力を周知する中で、外国人観光客の誘致促進を図って参りたいと考えております。

 4点目に、木地屋シンポジウム in いといがわの開催について、ご報告申し上げます。
 10月28日から29日まで、木地屋民俗資料館及びビーチホールまがたまにおいて、実行委員会主催、滋賀県東近江市の協力により、木地屋の歴史と民族をテーマとしたシンポジウムを開催いたします。 
 独自の技術で椀木地等を製作してきた木地師の歴史や、全国の木地屋を繋ぐ制度などの特有な民俗文化について、紹介するものであります。
 この機会に、木地屋文化について理解や関心を深めていただき、普及啓発に繋げて参りたいと考えております。

 最後に、第39回全国削ろう会糸魚川大会の開催について、ご報告申し上げます。
 11月11日から12日まで、市民総合体育館において、実行委員会主催による鉋の薄削りを競う全国大会を開催いたします。
 大会には、国内外から、2日間で300人を超える方から出場申込があり、学生の部で、現在3連覇中の市内の中学生が、今回は、一般の部に挑戦されるとお聞きしております。 
 大会を通じて、森林の多面的機能や林業、地場産木材の利用促進に加え、担い手の育成などに関心を持っていただけるよう、親子で楽しめるイベントや、大工道具店の出店などを予定しており、市内外の皆様からご来場いただきたいと考えております。
 なお、1日目の競技終了後の交流会では、同日開催のいといがわバル街との連携を予定しており、糸魚川の食の魅力についても発信して参ります。

 以上、5点について、ご報告申し上げました。

 議員各位をはじめ市民の皆様から、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 終わりに、令和5年12月市議会定例会の招集日を、11月27日、月曜日とさせていただきたい予定でありますことをご報告申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。
 大変ありがとうございました。