令和4年第3回市議会定例会開会あいさつ(行政報告)

更新日:2022年2月22日

 令和4年第3回市議会定例会の招集に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 議員の皆様におかれましては、大変ご多用のところご参集いただき、厚くお礼申し上げます。

 本定例会におきましては、新年度の市政運営の基本となります令和4年度予算をはじめ、条例改正や補正予算など、32件の議案について、ご審議をお願いしたいものでありますが、この機会に5点につきまして、ご報告申し上げます。

 最初に、新型コロナウイルス感染症への対応について、前回の臨時会での行政報告以降の動きについて、ご報告申し上げます。

 既に報道されているとおり、まん延防止等重点措置の適用期間が3月6日まで延長となり、市内でも感染者の発生が続き、2月に入って20日までで63例、通算で249件、当市職員では8例の感染者が確認されております。

 その中で糸魚川小学校と大和川保育園において集団感染が発生し、糸魚川中学校と青海中学校、青海小学校においても感染者が発生したことから、臨時休校、休園の対応を取っております。

 まさに、いつ誰が感染してもおかしくない状況であり、基本的な感染対策の徹底について改めて市民の皆様にお願いするとともに、関係機関と連携しながら感染拡大防止に努めて参ります。

 新型コロナワクチン接種につきましては、3回目の追加接種を昨年12月20日から開始しておりますが、2月17日現在の接種率は9.1パーセントであります。

 また、5歳から11歳を対象とした小児接種は、現在、医師会や医療関係者と連携しながら準備を進めており、3月下旬から接種を行う計画としております。

 次に、自宅療養者への生活支援については、これまで県が行っておりましたが、3月から当市においても自宅療養中の方へ食料品等の支援を行う予定としております。

2点目に、来海沢地すべり災害における融雪期の避難対応について、ご報告申し上げます。

 今後、融雪期を迎えるにあたり、2月14日から4月下旬を目途に、来海沢地内県道西側地区7世帯17人に対して再度の避難指示を発令し、融雪期における地区住民の安全を確保する体制といたしました。

 引き続き、気象情報に注意するとともに、現地巡視や警報機器の観測等により、土砂災害への警戒を行って参ります。

 3点目に、職員の処分について、ご報告申し上げます。

 2月1日、教育委員会こども課所属の会計年度任用職員について、戒告の懲戒処分を行いました。

処分理由は、速度超過であり、令和3年8月に北陸自動車道を新潟方面に走行中、50キロ以上の速度超過をしたものであります。

 引き続き、職員に対し交通法規遵守の徹底を図るとともに、交通安全意識の向上に努めて参ります。

 4点目に、市役所及び小中学校への爆破予告対応について、ご報告申し上げます。

 2月8日、市役所宛に「2月14日に市役所、市内小中学校を爆破する」という内容のメールが届きました。

 当日は、市民、児童生徒等の安全を最優先とするため、市役所本庁舎を臨時閉庁とし、全小中学校を臨時休校並びに同一敷地内の保育園・幼稚園等を臨時休園とするなどの措置を取り、警察、消防、職員が警戒にあたりましたが、爆発物は発見されませんでした。翌15日に庁舎、校舎等の安全確認を警察と連携して実施し、全施設について安全確認ができたことから、通常どおり業務、学校等を再開いたしました。今後、警察に対して被害届を提出する予定としております。

 最後に、令和3年度国の補正予算の内示状況について、ご報告申し上げます。

 昨年12月20日に成立した国の補正予算において、当市に関連する事業の内示状況をお手元に配布しましたのでご覧願います。

 市営事業では、4件、約2億円で、主なものは、汚水処理施設の更新となっております。

 県営事業では、6件、約6億8千万円で、主なものは、治山事業となっております。

 国の直轄事業は、8件で、当市を含めた事業費は、約14億1千万円で、主なものは、各箇所の砂防事業となっております。

 合計で、18件、約22億9千万円となり、市営事業については令和4年度への繰越事業となりますが、速やかに事業着手して参りたいと考えております。

 詳細は資料のとおりでありますが、今後、採択の段階で事業費が変更となる場合もありますので、ご了承願いします。

 以上、5点について、ご報告申し上げました。

 議会並びに議員の皆様から特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、招集のご挨拶とさせていただきます。