糸魚川市では、子ども一貫教育方針のもと、食育の分野では、9歳(ここのつ)までの食育を推進しており、保育園・幼稚園の年長児と保護者を対象にした食育教室「親子キッズ・キッチン」を実施しています。
 令和4年度の「親子キッズ・キッチン」は、対象児がいる全園で実施し、年長児201名と保護者197名の方が参加しました。
 また、公募型の親子キッズ・キッチンでは、年長児20名と保護者20名の方々が参加しました。

 この教室は、親子で参加しますが子どもが主役になり、食材を観察、調理することで食への関心はもちろん、集中力、協調性、愛情、達成感、満足感など多くのことを学んでもらうことに主眼をおいています。普通の料理教室とは違い「料理教える」のではなく、「料理教える」ことを大切にしています。

 今年度は栄養バランスのよい「主食、主菜、副菜(煮魚、中華風ごま酢和え、具だくさん味噌汁)」を親子で作りあげました。できあがった料理を親子で試食し、子どもたちはたくさんほめてもらいました。教室終了後の子どもたちは、目をキラキラ輝かせてとてもうれしそうでした。

 親子キッズ・キッチンで使用する食材は、糸魚川産コシヒカリや地元の漁港でとれた魚、県内産の野菜を積極的に使用し地産地消の推進にも努めました。

 

 

     
【保護者アンケートにいたただいた感想の一部を紹介します】
●今年度から親子でのキッズ・キッチンということで、ドキドキしながの参加でした。包丁の使い方も見ていてこわいところもありましたが、あれから家でも「お手伝いしたい!」「○○が作りたい!」と言って、お手伝いしてくれるようになりました。好き嫌いもなくなってくれるとうれしいです。

●とても良い経験でした。親子キッズ・キッチンで作った中華風サラダや煮魚もまた作りたいと言い、買い物に行っては魚を見て「これ買って作りたい!」言っていたので一緒に作りました。
●親子で楽しく参加させていただきました。毎日慌ただしく「早く食べなさい」「座って」「ちゃんとお皿もって」など言い過ぎています。食事の時間が楽しく、美味しくできるよう心掛けたいです。
●「きらい!」と言っていたものを食べるようになりました。

●一緒に料理を行う機会があったことで、思っている以上に子どもができることが多いと感じることができました。
●日ごろの食事の意識も栄養や主菜、副菜など考えるようになりました。子どもも配膳の位置も確認するようになり、いろいろ吸収できた日でした。

 親子キッズ・キッチンレシピ.pdf 295KB

 親子キッズ・キッチンレシピ2.pdf161KB