国際化の時代といわれ、観光、経済、文化などあらゆる分野で世界的な視点が求められています。
 市内にも多くの外国籍住民が暮らすようになり、身近なところで多様な文化が感じられるようになってきました。
 教育現場では、豊かな国際感覚を持つ子どもを育成するため、小学校から外国語に親しむ活動が組み込まれ、中学校では語学指導助手の配置や海外派遣事業などが実施されています。
 また、技術の習得や産業交流を目的に海外から研修生を受け入れている企業も少なくありません。
 その一方、人との付き合いが希薄化しつつある地域社会では、文化や言葉の違う外国籍住民とのコミュニケーションが遠ざけられてきているのも事実です。

 このような中、糸魚川市では、国籍や民族に関わらずにお互いを尊重し、認め合い、ともに暮らしていける多文化共生社会の実現に向けた事業を展開しています。

多文化共生に関する主な事業

◆日本語教室
 言葉や習慣を正しく理解し、楽しく充実した生活を送れるようにNPO団体の「糸魚川国際交流協会」の協力をいただいて開催しています。

◆外国人生活相談室
 ビザや年金のことなどあらゆる相談に乗ります。お申し込みはいりません。お気軽にご相談ください。

◆外国語版のゴミ分別一覧表
 英語版と中国語版の「ゴミ分別一覧表」をつくりました。

◆多言語医療問診票
 お医者さんにかかるときの手助けとして、タガログ語、中国語など15 言語の問診票を準備しています。

◆外国籍児童・生徒学校生活サポート授業
 日本語がまったくわからない子供を、ボランティアが一定期間サポートします。

◆外国人生活ガイドブック
 日本での生活をしやすくするためのガイドブックを作成しました。中国語版とタガログ語版があります。

◆日本生活支援講座
 防災や子育てなど、日本で生活するにあたって大切なことを知ってもらう講座を開催しています。



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