イラガに注意

更新日:2023年12月13日

イラガの特性

イラガは毒のある毛を持つガ(写真左)で、北海道から九州まで生息しています。
秋になるとマユ(写真中央)を作って越冬し、春にサナギになり、夏に成虫が誕生します。その後、産卵して夏頃から幼虫(写真右)が発生します。
幼虫は夏から秋にかけて1~2回発生します。種類によって発生回数は異なります。
幼虫の体長は15~25mm程度で、毒トゲに触れると電気が走ったような痛みが生じるため、触れないように注意してください。

 

 

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     イラガ(成虫)

 

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   イラガ(マユ)

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    イラガ(幼虫)

イラガが発生しやすい植物

イラガ類は雑食性の種類が多く、幅広く果樹・樹木全般に発生します。
カキノキやサクラ、ウメ、リンゴ、カエデ類、ヤナギ類、クリ、ヤマボウシ、ケヤキなどでみられます。


幼虫に刺されてしまったら

幼虫は多くのトゲを持っており、触れると痛みがあり、かぶれます。症状が酷い場合は皮膚科等を受診することをお勧めします。