副反応・健康被害救済制度

更新日:2021年12月22日

副反応は、免疫が反応し、ウイルスへの抵抗力をつける過程で起きます。

現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛や関節痛等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

 

発現割合 

 

 症状
コミナティ(ファイザー社) モデルナ(武田薬品)
50%以上

接種部位の痛み、

疲労、頭痛

接種部位の痛み、

疲労、頭痛、筋肉痛

10~50%

筋肉痛、悪寒、関節痛、

下痢、発熱、接種部位の腫れ

関節痛、悪寒、吐き気、嘔吐、

リンパ節症、発熱、

接種部位の腫れ、発赤。紅斑

1~10% 吐き気、嘔吐

接種後7日以降の

接種部位の痛みや腫れ、紅斑

 コミナティ添付文書、COVID-19ワクチンモデルナ添付文書より  

 

稀にアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生することもあります。もしアナフィラキシーが起きた時には、接種会場や医療機関ですぐに治療を行うことになります。

 

副反応に関するQ&A(厚生労働省)はこちらをご確認ください。

副反応に関する全国の副反応疑い報告の状況についてはこちらをご確認ください。

 

 

 

【接種を受けた後に副反応による健康被害が起きた場合の救済制度】

 健康被害が予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費などの給付)が受けられます。

※予防接種後の副反応による健康被害は、極めてまれではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。

詳しくは、厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか」(外部リンク)をご確認ください。