平成29年第6回市議会臨時会開会あいさつ(行政報告)

更新日:2017年11月7日
■平成29年第6回市議会臨時会閉会あいさつ、行政報告(H29.11.7)
 
 平成29年第6回市議会臨時会の招集にあたりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、大変ご多用のところご参集いただきまして、厚くお礼申し上げます。
 10月22日から23日に豪雨をもたらした台風21号の災害対応にあたりましては、議会をはじめ、多くの皆様から、特段のご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

 この度の災害の概要につきまして、ご報告申し上げます。
 台風21号は、10月23日、午前3時頃に静岡県に上陸し、関東地方を通過する間に当市に最接近したと見られ、市内では降り始めからの累計雨量が、200ミリメートルを超えるなど、記録的な豪雨により各所に甚大な被害をもたらしました。
 雨の状況は、累計雨量が能生川水系の西飛山で412ミリ、海川水系の道平で333ミリ、青海川水系の橋立で361ミリを記録しております。
 被害等の状況につきましては、幸い人的被害はありませんでしたが、住家の床下浸水が11棟、車庫等の損壊が2棟となっております。
 
 その他被害につきましては、西海地区真木、釜沢集落において、大規模な地すべり災害が発生したほか、能生川と青海川において堤防が損壊するなど、多数の被害が確認されております。

 警戒態勢等につきましては、23日、朝5時に「台風21号警戒本部」を設置、その後、市内各所で被災が確認されたことから、14時に「災害対策本部」に切り替えております。
 その後の現地状況に応じ、25日、17時に「災害対策本部」から「西海地区地すべり警戒本部」に切り替えております。
 
 避難情報の発令は、能生川では23日、午前8時10分に溝尾、槙集落において、11時には中野口、下倉集落の一部において、避難準備・高齢者等避難開始情報を発令いたしました。
 また、15時には川詰、東谷内(ひがしたにうち)集落において、集落孤立の恐れが高まったことから避難勧告を発令いたしました。
 青海川では10時5分に宮花町において、堤防決壊の恐れが高まったことから、避難勧告を発令いたしました。
 西海地区では、15時30分、地すべりによる海川の河川閉塞(へいそく)に伴い、浸水被害発生の恐れが高まったことから、釜沢集落の一部を含む海川上流域の集落に避難勧告を発令し、その後、道平地内で地すべりが発生したため、18時30分に道平集落にも避難勧告を発令いたしました。

 避難勧告の解除につきましては、上南地区、青海地区は24日、午前10時に、また、西海地区は同日の14時に、被災の恐れがなくなったことから、解除しております。
 
 避難状況につきましては、避難情報の発令とともに、上南地区及び中能生地区公民館、青海生涯学習センター、西海地区公民館の4カ所において、避難所を開設し、最も多い時で85名の方が避難されております。
 以上、台風21号災害の概要について、ご報告いたしました。
 
 なお、本臨時会におきましては、衆議院議員選挙の選挙費の補正予算の専決処分と台風21号による災害対応の補正予算の計2件のご審議をお願いしたいものであり、議案の内容につきましては、後程、ご説明をさせていただきます。
  
 議会並びに議員の皆様からの特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、招集のご挨拶とさせていただきます。