糸魚川市文化財保存活用地域計画

 

令和5年7月21日(金曜日)に、国の文化審議会文化財分科会の答申を経て「糸魚川市文化財保存活用地域計画」が文化庁長官の認定を受けました。

 

本県では、初めての認定となります。

糸魚川市文化財保存活用地域計画

 文化財保存活用地域計画は、文化財保護法第183条の3に規定される、文化財の保存・活用に関する総合的な計画です。

 

本計画により、市民が文化財の保存・活用を通じて糸魚川に誇りと愛着を感じ、糸魚川の歴史・文化・伝統を次世代に継承していくための方向性と具体的な取組を示しました。

   

目指す将来像

 

「地域総がかりで文化財を次世代に確実に継承し、歴史文化の魅力にあふれる誇れるまち」

 

基本的な方向性

 

(1) 所有者、市民、地域、事業者行政が、文化財の価値と保存の重要性を正しく理解し、それぞれの役割、責務の下、どう動き、どう関わるかの指針示すよう努めます。

(2) 文化財の保存団体の設立や後継者不足等の諸問題の解決に努めます。

(3) 文化財の適切な収蔵管理と公開に努めます。

(4) 災害や犯罪から未然に文化財を守る防災・防犯対策が確実に実行されるよう努めます。

(5) 教育面での文化財による郷土愛の醸成に努めます。

(6) 埋もれているお宝の掘り出しで地域の誇りを高めるよう努めます。

(7) 古から育まれた糸魚川市の歴史文化の特徴を活かした活動を着実に進めます。

(8) 文化財施策とジオパーク活動の連携、協同、融合による、より適正かつ有効な文化財の保存と活用を進めます。

 

計画期間

 

令和6(2024)年度~令和10(2028)年度

 

糸魚川市文化財保存活用計画 概要

 

 糸魚川市文化財保存活用地域計画 概要

 

糸魚川市文化財保存活用計画 本文

 

 目次

   序章

 1章 糸魚川市の概要

   2章 糸魚川市の文化財の概要と特徴

 3章 糸魚川市の歴史文化の特徴

 4章 文化財の保存・活用に関する将来像、基本的な方向性

 5章 文化財の保存に関する課題・方針と措置

   6章 文化財の防災・防犯に関する課題・方針と措置

 7章 文化財の活用に関する課題・方針と措置

   8章 文化財の魅力づくりに関する課題・方針と措置

   9章 文化財の保存・活用の体制づくりに関する課題・方針と措置 

 

 資料

 

糸魚川市文化財保存活用地域計画策定委員会

「糸魚川市文化財保存活用計画」を策定するための組織で、大学教授、市文化財保護審議委員などの有識者や、文化財所有者等10名の委員から成る委員会です。令和3・4年度に7回開催し、今後の文化財の保護や活用方針について検討しました。

糸魚川市文化財保存活用地域計画策定委員会の日程・議題等

会議名 とき  ところ  議題 

 第1回 

令和3年10月12日

糸魚川市役所

203・204会議室

地域計画策定に係る糸魚川市の方針等について

地域計画の構成(案)について策定スケジュールについて

 第2回   令和4年1月8日 糸魚川市役所

201・202会議室

文化財保存活用に係る現状、課題、方針等について

アンケート調査の実施と中間集計結果について

未指定文化財の抽出状況について

 第3回   令和4年3月14日 糸魚川市役所

201・202会議室

歴史文化の特徴について

計画素案について

 第4回 

令和4年7月20日

糸魚川市役所

203・204会議室

課題・方針・措置について

計画素案について

第5回 令和4年9月30日 

糸魚川市役所

203・204会議室

計画素案について
第6回

令和4年11月21日

糸魚川市民会館3階

会議室兼練習室2

全体総括について

文化財リスト素案について

第7回 令和5年2月21日

糸魚川市役所

201・202会議室

全体総括について

「糸魚川市文化財保存活用地域計画」ワークショップ<終了しました>

「糸魚川市文化財保存活用地域計画」の作成にあたり、地域の宝がどうあるべきか、市民のみなさんと一緒に考えるワークショップを開催します。糸魚川の歴史・文化に興味がある方、ぜひご参加ください。

◆日時:令和4年6月11日(土曜日) 午前10時から

◆場所:糸魚川市民会館3階会議室

◆テーマ:未来に継承したい地域の宝、地域の将来像

◆申込方法:電話、メールでお申し込みください。

◆申込期限:6月10日(金曜日)まで ※定員30名(申込順)

◆参加費:無料