令和2年第2回市議会定例会開会あいさつ(行政報告)

更新日:2020年6月8日

令和2年第2回市議会定例会行政報告(R2.6.8)

 

 令和2年第2回市議会定例会の招集に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 議員の皆様におかれましては、大変ご多用のところご参集いただき、厚くお礼申し上げます。

 本定例会におきましては、条例関係や補正予算など、25件の議案について、ご審議をお願いしたいものでありますが、この機会に3点につきまして、ご報告申し上げます。

 

 最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてご報告いたします。

 国は5月25日に全都道府県での緊急事態宣言を解除し、新たな生活様式を定着させ感染拡大防止と経済再生の両立を図っていくとしています。しかしながら東京や北九州などではクラスターが発生し、第2波の感染拡大が懸念されております。

 このような状況のなか、当市において感染者の発生は確認されておりませんが、長引く自粛生活や休業要請などにより、市内経済や市民生活など、様々な分野で大きな影響を及ぼしております。

 市ではこれらにいち早く対応するため、本議会でも専決承認議案をお願いしている補正予算第1号から第3号により対応するとともに、更に補正予算第4号として提案させて頂いております。既に専決処分により実施している事業の中から、主な取り組み状況について、ご報告いたします。

 まず、感染予防対策として不織(ふしょく)()製マスク1箱50枚入りを全戸配布いたしました。5月25日から26日に各地区代表者へ配布を完了しております。

 次に、市内経済対策として、売上が50パーセント以上減少した事業者へ、上限20万円の給付金を給付する緊急事業継続給付事業では、6月5日現在268件、5千354万3千円の交付決定を行っております。また、自主的な休業など感染拡大防止に協力していただいた事業者に対して10万円を支給する感染拡大防止休業協力金事業では、6月5日現在295件、3千270万円を支給しております。

 最後に、市民生活支援として、世帯ごとに1人につき10万円を給付する特別定額給付金の給付状況については、6月5日現在1万5千48世帯、3万7千422人、率にして89.5パーセントの申請を受け付け、37億4千220万円の給付を完了しております。

 この他にも様々な分野において取り組みを進めておりますが、国の2次補正予算も見込まれる中で、ウィズコロナ、アフターコロナに向けて「コロナに負けるな糸魚川!ともに乗りこえよう」を合言葉に、今こそ力を一つにして官民一体となって取り組んで参りたいと思います。

2点目に、コスモクロア輝石きせきを含む露頭の発見について、ご報告申し上げます。

この露頭につきましては、本年4月にフォッサマグナミュージアム職員が、市内において現地調査を行い発見したものです。

 発見されたコスモクロア輝石(きせき)は、ヒスイと同じ「輝石(きせき)」と呼ばれる鉱物グループに属し、成分にクロムを含むため、鮮やかな緑色で、ヒスイより珍しく貴重な鉱物です。

盗掘の恐れがあることから、今のところ詳細をお示しすることはできませんが、保護・保全対策を早急に進めて参ります。

最後に、本年度公共事業関係予算の当初内示状況について、ご報告申し上げます。

お手元に配付いたしました「行政報告参考資料」をご覧ください。

 まず、令和2年度予算の市営事業につきましては、34件で概算25億6千万円の内示がありました。県営事業につきましては、32件で概算47億7千万円、国の直轄事業は、9件で概算44億8千万円、その他事業は1件で約3億5千4百万円となっております。

 なお、詳細につきましては、資料のとおりでありますが、補助対象事業費は変更となる場合もありますので、ご了承願います。

  以上、3点について、ご報告申し上げました。

  議会並びに議員の皆様からの特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、招集のご挨拶とさせていただきます。