更新日:2020年3月3日
令和２年第１回市議会定例会行政報告（R2.3.2）
お手元の資料でもお示ししておりますが、１月３０日に国が「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、県において「新型コロナウイルスによる肺炎に関する警戒本部会議」が開催されたことを受け、翌３１日に市として「新型コロナウイルス感染症対策連絡会議」を設置して、庁内の情報共有や市内公共施設に消毒液を配布するほか、手洗いやうがいの励行について周知を行って参りました。
２月２５日に長野県において初の罹患者が出たことにより、翌２６日に「連絡会議」を「警戒本部」に切り換え、対応して参りました。
報道でもありましたとおり、先週２７日、安倍首相から国の方針として新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の小中学校、高校、特別支援学校に向け、３月２日から春休みまで臨時休校を行うよう要請がありました。
これらの状況を受け、「警戒本部」を、２８日の１１時３０分時点で「対策本部」に切り換え、各学校の臨時休校に伴う対応やイベントなど感染予防対策についての協議、国、県との情報共有などを行い、以下の３点についての対応を決定し、学校や保護者、関係機関に連絡いたしました。
１点目は、市内小中学校、特別支援学校の臨時休校についてであります。
当市と致しましては、明日３日から春休みまでの間、市内全小中学校を休校とすることとしました。また、特別支援学校については、４日から休校としたします。
なお、４日に予定されています中学校の卒業式は、卒業生と保護者、職員のみにより実施する予定としています。
２点目は、休校中に保護者が仕事等で日中見ることができない児童の受け入れ体制についてであります。
休校中の小学生の受入は、放課後児童クラブにおいて無償で受け入れることとし、現在、市内９校で設置している放課後児童クラブを全校に拡大し、時間も夏休み同様、月曜日から土曜日までの午前８時から午後６時までといたします。
また、保護者の負担を少しでも軽減する観点から、昼食の提供を行うこととしております。
なお、特別支援学校の受入については、学校施設を使って教職員と支援センターささゆりの職員が受け入れることとしております。
３点目は、今後予定されております各種イベントの開催についてであります。
本定例会初日の行政報告において報告させていただいた、北陸新幹線・えちごトキめき鉄道開業５周年記念イベント及び一般県道西中糸魚川線・西中バイパスの開通式につきましては、５周年記念イベントは延期、西中バイパス開通式については記念式典のみの開催と致しました。
その他、市で予定していました各種イベントについても、一定の基準の中で随時判断して参ります。現時点での各種イベントの中止や延期、縮小などの決定については、市ホームページのトップページで周知しております。
なお、２９日に新潟市において県内初となる罹患者が発生いたしました。今後も県との連携を密にし、対応して参ります。
以上、現時点までの対応について、ご報告させていただきましたが、状況は日々刻々と変化しております。
本会期中にも新たな動きや早急な対応の必要な事案が発生する可能性がありますが、議会にも協議する中で進めていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力をいただければと思います。