更新日:2024年3月5日

Q1.どうしてシティプロモーションが必要なの?

A1少⼦⾼齢化、産業構造の変化、ニーズの多様化など、社会環境が急速に変化している中、様々な世代や⽴場にある市⺠のみなさんが今以上に愛着と誇りを持って暮らせるまちとならなければなりません。

そこで、これまで以上にまち全体の価値や魅⼒の向上、まちに対する信頼や好感を市内外から獲得することが重要となり、そのための取組として、まちの魅力を再発見し、その価値を多くの⼈に認識してもらうための仕掛けがシティプロモーションです。
  

Q2.「〇〇のまち 糸魚川」がたくさんあるけど・・・

A2「東西日本が出会うまち 糸魚川」「ヒスイとフォッサマグナのまち 糸魚川」「相撲のまち 糸魚川」「姫の国 糸魚川」など、市民のみなさんには聞き馴染みのあるフレーズですが、たくさんの資源に恵まれているからこそ、様々なキャッチフレーズが存在してきました。しかしながら、市外の人たちから「○○=糸魚川」と、パッと連想してもらえるには至っていません。それだけ記憶に印象付けること(=ブランディング)は難しさがあります。ヒスイをはじめ、古くから市民の生活に深く根ざしている「石」をモチーフに市全体をブランド化することで、市民にとっても馴染みやすく、様々な人々が関わりやすい題材をテーマにシティプロモーションを展開していきます。

Q3.ジオパークとの関わりは?

A3.方向性はジオパーク活動と変わりありません。糸魚川市のブランドの根底にあるのはジオパークです。地域が保有する自然、文化を守りながら、教育や防災活動など、地域の営みを継続していくことがジオパーク活動ですが、ジオパークは自然の印象が強いものの、馴染みのない市外の人には取っつきにくさを感じる点もあり、市外の人にも支持されるような施策展開や印象を幅広く活用していく必要があります。「石」をテーマに糸魚川市の様々な資産がつながり、ジオパーク活動へと結びついていくことで、糸魚川ならではの価値や体験を提供していきます。

Q4.ブランド化で来訪者が増える?

A4.ブランド化したからといって急に来訪者は増加しません。ブランドは他者から認知されることによってはじめてブランドになります。

市民のみなさんと「石のまち」のブランドイメージを一緒に作り上げ、まちへの愛着と魅めていくことで、交流人口や関係人口の拡大に結び付けます。 

 

Q5.市民はどう関わっていけばいい?

A5.市では「石のまち」プロジェクトを展開していく上でのベース作りを行いますが、プレーヤーは市民や事業者のみなさんです。交流人口が増加することで誇りが生まれ、市民一人ひとりがまちづくりに関わりを持ち、市民活動と情報発信が促進されることで地域が活性化する好循環を生み出します。

Q6.「石のまち」ブランドの何か商品を作って販売するの?

A6.市としてブランドコンセプトに沿った商品を作り販売するというようなことはありませんが、「石のまち」という統一したイメージでプロモーション活動を展開していきます。市民、事業者のみなさんから「石のまち」のブランドを主体的に活用してもらうことで地域や地域経済が活性化することに期待しています。 

Q7.目標や成果はどうやって測るの?

A7.まずはブランディングで認知度を高める取組を行います。その後、プロジェクトの展開段階に応じ、交流人口の関連指標(宿泊者数、施設利用者数等)に対して数値管理を行うことで課題や成果の把握に努めていきます。 

Q8.プロモーションに市民の愛着や誇りの醸成は関係あるの?

A8.シティプロモーションの目的とするところは「まちの持続」です。シティプロモーションを進めることで、まずは市民のみなさんに地域を改めて見直してもらいたい、関心を持ってもらいたいと考えています。そうすることで見慣れたまちの景色が変わっていきます。ふるさとの良さに気づき、愛着と誇りが生まれます。それがジオパークの理念でもあり、市民が幸せを感じながら暮らすことが30年先も持続可能な発展へとつながります。


◆シティプロモーションとは?
◆糸魚川市シティプロモーション戦略
◆「石のまち」プロジェクト
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