糸魚川市は、日本初の流行歌「カチューシャの唄」を縁に都市交流を行っています。
「カチューシャの唄」は、島村抱月主宰の劇団・芸術座が、大正3年3月に上演した「復活」(トルストイ原作)の劇中歌です。
作曲は、童謡作家として知られる中山晋平。作詞は、1番が抱月、2番から5番までは糸魚川市出身の相馬御風が手がけました。また、「カチューシャの唄」を歌った松井須磨子は、この曲の大ヒットにより全国的な女優に飛躍しました。
この4人の出身地の市民団体が中心となり、文化・芸術・郷土芸能などさまざまな分野で交流を深めています。
カチューシャの唄知音都市交流
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島根県浜田市出身
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長野県長野市出身
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長野県中野市出身
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新潟県糸魚川市出身
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島村抱月 (1871~1918)
自然主義文学運動、日本近代演劇の普及に尽力。 |
松井須磨子 (1886~1919)
日本最初の近代女優として、日本新劇発展に貢献。 |
中山晋平 (1887~1952)
作曲家。代表作は「しゃぼん玉」「背くらべ」。 |
相馬御風 (1883~1950)
抒情歌人、詩人、随筆家等、文芸全般にわたって活躍。 |
島根県浜田市 http://www.city.hamada.shimane.jp/
浜田市は神楽がとても盛んなまちです。石見神楽は、そのスケールの大きさとダイナミックな動きで絶賛を得た「大蛇」(写真)を含め、演目は30 種類にのぼります。例祭への奉納に加え、各種の祭事、祝事の場に欠かすことのできないものになっています。
石見神楽の源流は近世以前とされているが、文化文政期の国学台頭とともに古事記・日本書記を原拠とする神話ものが加わり、演目も豊富で極めて多彩です。
往時、神の御心を和ませるという神職によっての神事であったものが、明治初期からは土地の人々のものになり、民族芸能として演舞されるようになりました。
そのリズムは、石見人の気性をそのままに、他に類を見ない勇壮にして活発な八調子と呼ばれるテンポの早いもので、大太鼓、小太鼓、手拍子、笛を用いての囃子で演じられ、見る人をして神話の世界に誘います。
長野県長野市 http://www.city.nagano.nagano.jp/
長野市松代は、松代城を中心に武家屋敷、文武学校などの多くの文化財が残る城下町です。
秋には、真田十万石まつりが開かれ、300人からなる時代絵巻が繰り広げられます。
また、由緒ある武家屋敷や神社仏閣、泉水が流れる町並や町家の庭園、大名道具の数々を収めた宝物館など、貴重な文化財が数多く残り大名家真田十代の歴史が培った城下町文化を現在に伝えています。
「文化財活用・生涯学習交流の町」を掲げ、新しい文化財保存運動も始まっています。
国指定史跡などの貴重な文化財を趣味や生涯学習の舞台として使い自分たちの手で日常的に手入れしていこうという、市民が主役の町おこし文化活動に取り組んでいます。
長野県中野市 http://www.city.nakano.nagano.jp/
初夏には、「なかのバラまつり&ローズシーズン」が開催され、一本木公園には沢山のバラが咲き誇ります。
産業は農業がさかんで、リンゴやブドウの栽培では全国でも有数の品質と生産量を誇っています。早くからエノキダケの栽培に取り組み、キノコや果樹、野菜、花きの施設栽培の先進地としても知られています。
現在、地産地消を推進し「うれる農業」を標榜しています。
生産者から「消費者」の様子がうかがえる関係を構築する交流事業等も進めています。