私たちのまち糸魚川市は、日本列島生誕の謎を秘めたフォッサマグナの西縁に位置し、日本海と海抜2千メートル級の山々に囲まれた豊かな自然に恵まれ、古代から翡翠に象徴される歴史と文化をはぐくみ、今日の生活を築いてきました。

 しかしながら、近年の大量生産、大量消費と廃棄物の大量発生をともなう社会経済活動は、私たちに便利で物質的に豊かな生活をもたらした一方で、環境への負荷を増大させ、地域の環境だけでなく、地球温暖化や資源の枯渇化を招き、生命の基盤である地球環境を脅かすまでに至っています。

 私たちは、この状況を認識し、一人ひとりが環境への負荷の低減に努め、良好な環境を未来に引き継いでいかなくてはなりません。この取り組みを進めるための「糸魚川市環境基本条例」について、お知らせします。みなさんのご理解とご協力をお願いします。
環境基本条例とは
 良好な環境を未来へ引き継いでいくための基本となる考え方、市民のみなさん・事業者・市の役割やそれぞれの取り組みの基本的な事項を定めるための条例です。

市民の役割
 私たちの日常生活が環境に影響を与えていることを理解し、良好な環境の確保に向けて、できることからはじめましょう。

事業者の役割
 事業活動による公害の防止と自然環境の保全に配慮し、環境への負荷の低減に努めましょう。

市の役割
 ○市民のみなさんや事業者と協働して、環境保全の基本的な計画を定め、実施します。
 ○市の事業の実施に当たり、環境保全等の視点をもって取り組みます。
 ○市民のみなさんや事業者が取り組む環境保全活動に対し、支援します。

環境保全の取り組みを推進するための市の支援策
 ○環境問題について理解を深めてもらうため、環境学習の機会の提供や広報活動の充実、情報の提供等に努めます。
 ○緑化活動や再生資源の回収活動等、自発的な環境保全活動の促進のため、知識の普及、情報の提供等に努めます。
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 糸魚川市環境基本条例(PDF:36KB)