平成29年第7回市議会定例会開会あいさつ(行政報告)  

更新日:2017年12月4日
 ■平成29年第7回市議会定例会開会あいさつ、行政報告(H29.12.4)

 平成29年第7回市議会定例会の招集に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、大変ご多用のところご参集いただき、厚くお礼申し上げます。
 本定例会におきましては、条例の制定をはじめ、指定管理者の指定、補正予算、人権擁護委員の推薦など52件の議案のご審議をお願いしたいものであります。
 議案の内容につきましては、後程ご説明をさせていただきますが、この機会に4点につきまして、ご報告申し上げます。

 最初に、新たな津波浸水想定の公表について、ご報告申し上げます。
 「津波防災地域づくりに関する法律」に基づき、新たな津波浸水想定が、11月15日に県から公表されました。
 お手元に配付させていただいた「資料(PDF.262KB)」のとおり、平成25年度と比べますと、想定条件などの違いもありますが、津波水位、浸水面積ともに前回を上回る数値が示されております。
 今後、新たな浸水想定に基づき、沿岸地域の皆様と避難場所などの話し合いを行い、地域の実情に即した新たな津波ハザードマップの作成を進めてまいります。

 2点目に、駅北大火からの復興について、ご報告申し上げます。
 8月に策定した「復興まちづくり計画」に位置付けた事業に順次取り組んでおり、現在は、市道拡幅工事や復興市営住宅の設計などを行っております。
 また、民間事業所や住宅の再建も始まっているほか、「復興まちづくり情報センター」の開設や被災地中心部に仮整備した「にぎわい創出広場」における復興マルシェの開催など、着実に復興が進んでおります。
 大火から1年となる12月22日には、「駅北大火復興まちづくりシンポジウム」を開催することとしており、改めて大火の教訓を心に刻むとともに、にぎわいのあるまちづくりに向けた思いを多くの皆様と共有し、今後の復興まちづくりにつなげてまいります。

 3点目に、市内学校等への各種表彰について、ご報告申し上げます。
 海洋高校におかれましては、全国でも例を見ないキャリア教育が評価され、8月に「内閣総理大臣賞 第10回海洋立国推進功労者表彰」を受賞されました。
 また、糸魚川中学校につきましては、平成23年度からの社会貢献活動や昨年の駅北大火でのボランティア活動が評価され、児童生徒を対象にした本年度上半期の「新潟県教育委員会表彰」を11月に受賞しました。
 次に、市内の2団体が、少子高齢化の中での国指定無形民俗文化財の継承が評価され、表彰を受賞されました。
 「根知山寺の延年」を継承する「日吉神社奉賛会」が、文化庁の「地域文化功労者表彰」、「白山神社の舞楽」を継承する「白山神社文化財保存会」が、新潟県の「県知事表彰」を、それぞれ11月に受賞されました。
 いずれの学校、団体ともに、長年の地道な活動が評価されたものであり、今後のさらなる活躍を期待いたしております。

 最後に、地域高規格道路 松本糸魚川連絡道路の一部区間ルート帯決定について、ご報告申し上げます。
 11月30日の新潟県知事の定例記者会見におきまして、松本糸魚川連絡道路の小滝から糸魚川インターチェンジ間の「ルート帯決定」が公表されました。
 この決定を受け、市といたしましても、国、県と一層の連携を図り、一日も早い事業化に向けて、取り組みを進めてまいります。

 以上、ご報告申し上げました。
 議会並びに議員の皆様からの特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、招集のごあいさつとさせていただきます。