更新日:2017年12月11日
場所
〒941-0056
新潟県糸魚川市大字 一ノ宮1313(美山公園内)
電話:025-553-1880

入館料

・一般(大人) 500円
・高校生以下  無料

開館時間

9時00分~16時30分
※17時00分に閉館するまでご見学いただけます。

休館日

12月~翌年2月の月曜日・祝日の翌日(3月から11月までは毎日開館)
12月28日~1月4日(ただし、3日は特別開館)
※詳しくは、休館日のページをご覧ください。

更新日:2018年4月24日
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糸魚川市橋立金山産 幻の自然金を発見

更新日:2017年11月28日

・新潟県内で初めて、橋立金山産の自然金の標本が発見されました。
・最大9 mmに達する自然金が含まれ、標本価値の高いものです。
・平成29年11月28日~平成30年1月31日までフォッサマグナミュージアムの休憩コーナー(無料エリア)で特別展示し、その後は第2展示室に展示します。

橋立金山は閉山しており、自然金(金鉱石)を採集することはできません。
また、橋立金山製錬所跡へ向かう林道は災害のため全面通行止めとなっています。さらに、坑口などの鉱山遺跡がある奥地へは、たいへん危険ですので立ち入らないでください。


橋立金山の概要


  新潟県糸魚川市の青海川上流にあった橋立金山は、越後の戦国大名、上杉謙信が採掘していたと伝えられる金山であり、総産金量が約1.2トンの比較的小規模な金山です。最盛期の1898(明治31)年~1905(明治38)年には、845kgの金を生産し、約1,000人の鉱山関係者が働いていました。めまぐるしく変わった鉱業権者の中には、重機メーカーのコマツの創始者であり、早稲田大学理工学部の創設に貢献した竹内明太郎(吉田茂の兄)もいます。

 1903(明治36)年には、鉱山のための水力発電所が建設され、糸魚川で最初に電灯がともった場所でしたが、産金量の減少と坑内の出水により1906(明治39)年に一旦採掘を終えています。青海川上流には、鉱山事務所・製錬所の石垣や石臼などがあり、ジオサイトとして見学会がおこなわれてきました。

 トロッコの車輪やるつぼ、薬品瓶などがフォッサマグナミュージアムで展示されています。橋立金山産の自然金は、国内で5カ所(東大、京大、東北大、国立科学博物館、産総研地質標本館)にのみ、保管されていました。

今回の発見の経緯と意義


  平成29年11月7日に糸魚川市上早川出身の故恩田寛さんのご親族が、橋立金山の自然金と伝わる金色の鉱物を含む岩石をフォッサマグナミュージアムに寄贈されました。恩田寛さんのお父様である恩田伊佐雄さんは、戦前に電気化学工業(現 デンカ株式会社)に勤務し、その後この金鉱石を入手したそうです。

 橋立金山産の自然金は、前述のように国内5カ所で保管されていますが、新潟県内での発見は、これが初めてとなります。前述の5施設では一般には公開されておらず、フォッサマグナミュージアムでの展示が国内唯一の常設展示となります。

発見された自然金


  今回発見され自然金は、大小2個で、元々は1つの標本でした。いずれも白色の石英中に金色の粒子(0.5~9 mm)が見られ、フォッサマグナミュージアムでの分析の結果、銀を約10 %含む自然金と同定されました。また、黒色の鉱物も分析の結果、輝安鉱(Sb2S3    アンチモンと硫黄の鉱物)であることがわかりました。

橋立金山産金鉱石の写真

標本A:重さが95.8gあり、最大で長さ約9mm、幅約2mmの自然金の結晶が石英中に多数観察できます。黒色の輝安鉱は、長さ約2cmの長柱状の結晶です。
標本B:重さが27.8gあり、数ミリの自然金の結晶が石英中に多数見られます。黒色の鉱物は輝安鉱であり,長さ約1cmの長柱状の結晶です。

橋立金山産自然金1
橋立金山産自然金2

外部サイト

糸魚川世界ジオパーク 橋立金山ジオサイト