更新日:2017年12月11日
場所
〒941-0056
新潟県糸魚川市大字 一ノ宮1313(美山公園内)
電話:025-553-1880

入館料

・一般(大人) 500円
・高校生以下  無料

開館時間

9時00分~16時30分
※17時00分に閉館するまでご見学いただけます。

休館日

12月~翌年2月の月曜日・祝日の翌日(3月から11月までは毎日開館)
12月28日~1月4日(ただし、3日は特別開館)
※詳しくは、休館日のページをご覧ください。

地質学会中部支部年会(6/18)

更新日:2017年6月12日
フォッサマグナミュージアムで、地質学会の2017年中部支部年会が開催されます。無料で聴講できますので、ぜひご参加ください。

開催日:2017 年 6 月 17 日(土)
会場:新潟県糸魚川市フォッサマグナミュージアム ホール(シンポジウム・講演)、研修室(ポスター発表)
共催:新潟大学理学部地質科学教室,糸魚川市,糸魚川市教育委員会,糸魚川ジオパーク協議会,佐渡市教育委員会
後援:新潟大学理学部,新潟大学災害・復興科学研究所,新潟大学自然科学系附置 地球環境・地球物質研究センター,新潟大学自然科学系附置 形の科学研究センター
参加費:無料(懇親会を除く)

受 付(10:00~)
総 会(10:30–11:30)
開会の挨拶 (13:00–13:05) 

●シンポジウム (13:05–15:05) 「地質学とジオパーク —現状と今後の課題—」

13:05–13:25 ジオパーク-地質学と市民を結びつける場とその仕組み- 竹之内 耕(フォッサマグナミュージアム)
ジオパークは地質学フレンドリーな市民や地域を作っていく仕組みでもある。地質屋は地質学がおもしろいこと、さらに暮らしに不可欠な学問であることをジオパークを使って市民に伝えていくことが求められている。一方、ジオパークは地質屋の助け(研究成果、教育方法)を借りて、地域の持続可能な発展に取り組んでいく必要がある。この二つがうまく合わさると地質屋と市民(地域)が結びつき、地質学の発展とジオパークの地域振興が実現する。ジオパークの取り組みを糸魚川ジオパークを例に概観する。

13:25–13:45 大学とジオパークが協力した研究活動の例 茨木洋介(フォッサマグナミュージアム)
地質学は、地球の成り立ちの解明に取り組む以上、フィールド研究が基礎となる。糸魚川ジオパークは、古生代・中生代・新生代の地層や岩石が揃い、地質多様性が極めて大きい。特に、中生代の地質解明と恐竜化石の発見を目的に新潟大学と共同で調査を行ってきた。それらの成果は、大学紀要や博物館紀要などに掲載されている。また、調査活動に参加することで学生・院生が調査のおもしろさや研究スキルを体得できるという寺子屋的意味も大きい。学生・院生の教育フィールドとしてもジオパークは有用である。

13:45–14:05 糸魚川ジオパークが展開する教育活動-学校教育・社会教育・防災教育の例- 小河原 孝彦(フォッサマグナミュージアム)
ジオパークにおける教育活動の目的には、大地やこれと関係付けられた自然・文化の教育プログラムや教材開発、将来(学校教育)と現在(特に大人に対する社会教育)において持続可能な視点を持った人材育成の二つがある。これらの活動によって、子どもたちや大人の大地への興味の喚起や継続が行なわれている。また、自然災害が多い糸魚川において防災教育にも力を入れている。今までの取り組みや到達を述べ、大学や研究機関などとの連携の可能性について述べる。

14:00–14:20 市民ガイドによるジオパークを活用した研究・教育活動 古見 浩(糸魚川ジオパークガイド)
糸魚川ジオパークには、フォッサマグナミュージアム友の会、ジオパークガイドなど市民の中でも特に地質学に親しみを持った人々が活躍している。これらの人たちは、フォッサマグナやヒスイだけでなく、さらに学習を重ねることによって、研究活動にも参加するようになった。学会発表や論文発表もできるようになり、専門的な視点から、化石研究グループの組織や活動、教育活動の提案を行っている。博物館やジオパークの活動は、市民研究家の育成にも貢献している。

14:25–14:45 佐渡ジオパークと地質学 市橋弥生(佐渡市教育員会社会教育課ジオパーク推進室)
佐渡は、日本海拡大前後の事件を示す地層や岩石があり、海岸部ではきれいで分かりやすい露頭が数多くある。また、佐渡金銀山跡の世界遺産登録の運動があり、トキの自然復帰が進んでいる。新潟大学朱鷺自然再生学研究センターがあり、佐渡市と新潟大学との包括連携が結ばれており、大学と連携した研究教育活動が進んでいる。さらに、教員からなる地質研究グループが活動し、ジオパークの地質知見の蓄積に貢献している。世界遺産の登録活動とジオパーク活動の相乗効果の可能性について述べる。

14:45–15:05 総合討論 司会:竹之内 耕
(・ジオパークは地質学の未来に貢献することを相互理解の前提にして)
・研究者はジオパークの何に貢献できるのか。
・研究者はジオパークにどう関わっていけばいいのか。
・ジオパークは研究者に何を求めているのか。
・ジオパークと研究者のコーディネイトは誰がするのか。
・研究者はジオパークをどのように利用すればいいのか。
・ジオパークは研究者から利益を得ているか。
・ジオパークと研究者は信頼関係にあるのか。 など・・・

●個人講演(口頭発表:15:20–16:30)
15:20–15:35 応力場極性による中部地方におけるスラブ引とスラブ押の判別 新妻信明
15:35–15:50 海嶺下の熱水循環作用と鉱床形成に関する新たな展望 宮下純夫
15:50–16:05 マントル掘削計画〜海と陸とちきゅうと〜 道林克禎
16:05–16:20 地質断面図の重要性-博多地下鉄陥没事故を例に- 大河内 誠(NPO 法人ジオプロジェクト新潟)
16:20-16:30 新潟県糸魚川市根知川地域における糸魚川−静岡構造線の位置と断層幾何学 豊島剛志・高久奨平・高橋俊朗

●個人講演(ポスター発表:10:00−17:15 まで掲示,ポスターコアタイム:16:30–17:15)
(題目最初に○がついているものは,ポスター賞審査対象の発表)
○大峰帯中部地域、第四系の層序と大規模火砕流堆積物由来の再堆積砕屑物 日色友也・原山 智
○小笠原前弧で採取された前弧玄武岩・ボニナイトの岩石物性と化学組成 本多睦美・道林克禎・藤井昌和・針金由美子・山本由弦・神谷奈々・柵山徹也
○南西インド洋海嶺 Prince Edward Transform 断層のウルトラマイロナイト 柿畑優季・道林克禎・Henry Dick
○中部日本における応力場の変遷史と断層帯の応答 香取拓馬
○静岡県東部,富士川層群浜石岳層中の変形礫岩の産状と周辺地質構造 -伊豆小笠原弧衝突帯における構造発達史- 鈴木 俊・小林健太
○能登半島南部,邑知潟断層帯野寺断層における断層幾何学 髙橋啓太・小林健太
○静岡県中部の瀬戸川帯中の緑色岩類・ピクライト質玄武岩およびアルカリ玄武岩の岩石学的検証および比較 佐藤 光・高橋俊朗
○富山県に分布する後期漸新世~中期中新世火山岩類:日本海形成期の火山岩類に残された課題 山田来樹・山田尚弘
○西南日本弧北端部に分布する中新世火山岩類の地質学的・岩石学的研究 渡邉 駿・高橋俊朗
○ケイ酸塩鉱物の酸素同位体分析システムの立ち上げ 久保田海帆・M. Satish-Kumar
○ジルコン U-Pb 年代からみた南部北上帯ペルム紀後背地の火成作用 李 雨嘯・竹内誠
○飛騨外縁帯本郷―森部地域におけるペルム系の層序,砂岩組成および砕屑性ジルコンU-Pb 年代 鈴木敬介・堀 達裕・栗原敏之・原 英俊
○愛媛県八幡浜市大島産のシュードタキライトの構造地質学的研究 小野藍生・豊島剛志・小松正幸
東南極ナピア岩体トナー島における下部地殻条件シュードタキライト生成断層からみた間震期あるいは地震前後の塑性変形作用 豊島剛志・重松紀生・小山内康人・大和田正明・角替敏昭・外田智千
新潟県糸魚川市根知川地域における糸魚川−静岡構造線の位置と断層幾何学 高久奨平・豊島剛志・高橋俊朗