新潟焼山火山対応の図上訓練を実施

 平成26年10月29日(水)13時から、糸魚川市防災センター(消防本部3階)において、新潟焼山火山防災協議会(会長 山田新潟県防災局長)主催の図上訓練を実施しました。



  訓練の様子1  訓練の様子2





 訓練には、火山の専門家のほか、内閣府、自衛隊、気象庁、国土交通省などの関係機関及び関係自治体が参加し、火山活動の活発化に伴い気象庁から発表される「噴火警戒レベル」の状況に応じて、関係機関と関係市村の状況認識の共有や、各段階における実施する防災対策の適否などについて検討を行いました。



 当初の計画では、噴火警戒レベル3以降の状況を想定した図上訓練を行う予定でしたが、御嶽山の噴火により噴火警戒レベル1(平常)からの火山活動の進展をシナリオに組み込むなど、よりリアルなイメージを持ちながらの訓練となりました。



 御嶽山の噴火からも、初期段階における関係団体の情報提供・情報共有が重要であり、それを受けた自治体側の入山者・登山者への情報伝達手段の検討が必要です。

火山防災協議会では、この訓練での課題を整理し新潟焼山の防災対策の充実させることとしています、



 今回は図上(机上)の訓練でしたが、来年度は、住民が実際に指定された場所まで避難を実施する訓練を計画しています。