1.    結核とは?

 結核は、結核菌によって発生する感染症の一つです。日本では、毎年新たに2万人以上の患者が発生しており、世界的にみても日本 はまだ結核は過去の病気ではありません。

 結核は、空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、咳、痰、呼吸困難等の症状をおこすことが多いです。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。

2.    結核を発症すると…

 結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうといわれています。現在は、医療の進歩もあり、そこまで高い割合で亡くなることはありませんが、髄膜炎を発症してしまった場合は、現在でも30%程度の方が亡くなり、治った方においても後遺症を残すことがあるといわれています。

3.    胸部結核健診を受けましょう

65歳以上の方は、若い頃に結核に感染している可能性があり、高齢になり体の抵抗力が低下して、結核が発症することもあります。現在、異常がなくても、年に1回胸部のレントゲンを撮りましょう。

市の集団健診では40歳以上の方は無料で受診できます。

外部リンク

厚生労働省 結核

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/index.html