オープンデータとは

 「オープンデータ」とは、政府機関や自治体などの公的機関が保有する情報(ただし、個人情報を含む情報など公開できない情報は除きます。)を、データの加工・二次利用ができる機械判別可能な形式で公開することを言います。
 オープンデータにより、行政の透明性や信頼性を高めるとともに、民間企業が持つ「ビッグデータ」と呼ばれる情報と結びつくことで、新たなビジネスの創出やサービスの提供などを通じて経済の活性化と行政の効率化が図られると期待されています。

 【関連情報】
 電子行政オープンデータ戦略(平成24年7月4日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部決定)
  概要版 本文 (いずれも外部サイトからのPDFダウンロード)

糸魚川市の取組

 糸魚川市では、インターネット上で公共施設や避難所の位置などを知ることができる地図情報サービス「e-まっぷいといがわ」を提供しています。e-まっぷいといがわでは、施設の位置だけでなく規模・構造などの関連情報を閲覧することができます。

【e-まっぷいといがわイメージ】

サンプル1
サンプル2
 避難所を例にした場合、e-マップいといがわでは、ひとつの避難所について所在地などの情報を表示することができます。(所在地については、○丁目○番地などのテキスト表示)
 オープンデータでは、これらの情報を二次利用可能な形式で提供します。例えば、所在地については、○丁目○番地という情報に、緯度や経度などの情報を付加し機械判別可能なファイル形式(CSV・XML・RDFなど)で、インターネット上からダウンロードするなどして、誰もが入手できようにします。
 ファイルを入手した個人、民間企業は避難所の位置情報をもとに、現在地から最寄りの避難所を検索または避難経路を表示するアプリなどを開発することができます。

 このように民間部門においては新たなビジネスチャンスが生まれ、行政部門としても市民が民間部門で提供する新たなサービスを利用することで間接的に市民サービスの向上に寄与することができます。

オープンデータの活用事例

 実際に、糸魚川市が公開しているデータを加工し、活用された事例をご紹介します。
税金はどこへ行った?
(画像クリックで「税金はどこへ行った?」サイトへ)

 「税金はどこへ行った?」は、税金が何に使われているのかを知ることができるアプリです。
 市民や有志が、自治体が公開している予算情報を収集し、データをアプリにアップロードすることで、自治体ごとの予算の使途や1日当たり何にどのくらい使われているかの概算を知ることができるサービスです。
 糸魚川市も有志によるデータの収集と二次加工でサイトが立ち上がっています。

 糸魚川市の「税金がどこへ行った?」のページ (外部サイト)