総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)とは
広域的なリサイクル施設の立地に対応した静脈物流ネットワークの拠点となる港湾であり、港湾管理者からの申請により国が指定し、拠点づくりを支援するものです。
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YouTube糸魚川チャンネル:姫川港紹介映像】
指定港一覧(22港)
・第1次指定(平成14年5月30日指定)
室蘭港・苫小牧港、東京港、神戸港、北九州港
・第2次指定(平成15年4月23日指定)
石狩湾新港、八戸港、釜石港、酒田港、木更津港、川崎港、
姫川港、三河港、姫路港、徳山下松港、宇部港、三池港、中城湾港
・第3次指定(平成18年12月19日)
能代、舞鶴、三島川之江
・第4次指定(平成23年1月28日)
境港
※姫川港は、地方港湾として唯一指定されました。
姫川港における静脈物流拠点の概要
当港の背後にはセメント工場が2社立地しており、広域的な視点に立って廃棄物を積極的に受入れ、循環型社会の構築に大きく貢献しています。このセメント工場の焼成炉は炉内温度が非常に高温なため、ほとんどの廃棄物を無害処理することができ、そこから発生する焼却灰もセメントの原材料として再利用するなど、ほぼ完璧なゼロエミッション・システムが形成されています。
平成24年の貨物取扱量は4,234,510トンとなっており、そのうち循環資源は697,832トン(16.48%)となっています。
スラグ・カラミ…鉄や銅を作るときに発生する屑(鉱滓)
石炭灰(フライアッシュ)…石炭焚きの火力発電所の燃えかす
排脱石膏(排煙脱硫石膏)…火力発電所の煙の中の硫黄分を吸着した石膏
○石炭灰(フライアッシュ)の荷役作業
酒田港、七尾港等から運んできた石炭灰は、ホースで岸壁の専用受入口に注入され、隣接した石炭灰サイロへ送り込まれます。