第3次行政改革大綱・実施計画(平成29年度)の策定

 糸魚川市では、平成18年度に「行政改革大綱」を策定し、市町村合併の効果を発揮しながら、効果的・効率的な行財政運営に取り組んできました。平成23年度には、財政状況や社会経済環境に的確に対応するものとして、「第2次行政改革大綱」を策定し、平成26年3月には長期財政見通しの策定などから改定し、現状と課題の把握に努めながら取り組んできました。
 平成28年度に新たに策定した第2次総合計画の着実な推進と、30年先も持続可能なまちづくりには、これまで以上に現状を把握し、人口減少対策などの喫緊の課題を含め、将来を見据えた効率的で簡素な行財政運営が必要です。
 これら新たな課題と、行政改革等のこれまでの成果を踏まえて、「第3次行政改革大綱」を策定し、今後の改革への積極的な取り組みと、効果的・効率的な行財政運営を推進するものです。

コスト・スピード・成果を重視した行政経営

 第2次総合計画の着実な推進と、30年先も持続可能なまちづくりを進めるには、効果的・効率的な行財政運営と質の向上を図ることが必要です。そのためには、費用対効果と成果を重視する視点に立った事務・事業の見直しと経費削減への取組、新たな市民ニーズや行政課題に対応できる柔軟で機動性ある組織運営と、これを担う職員の意識改革と能力向上が必要です。以上のことを踏まえて
 第3次行政改革大綱の基本方針は、「コスト・スピード・成果を重視した行政経営」に定め、3つの視点、6つの推進項目により行政改革を推進します。
取組の視点1 行政サービスの向上
 目的を明確にし、事務・事業の見直しや民間委託など、市民目線に立った取り組みを積極的に進め、成果を重視した効果的・効率的な行政サービスの提供に努めます。
取組の視点2 健全な行財政運営
 健全な財政を保ち、限りある財源の適切な配分と、事務・事業の効率的な執行によって経費の削減を図るなど、簡素で効率的な行財政運営に取り組みます。
取組の視点3 職員の意識改革と効率的で質の高い組織運営
 職員の意識改革を進め、多様化・専門化する行政需要や社会の変革など、様々な行政課題に迅速かつ適切に対応していくため、柔軟で横断的な繋がりを持ち機動性ある組織運営に取り組みます。 

推進項目


1 市民目線に立った行政サービスの向上

 市民にわかりやすい情報の発信と円滑なコミュニケーションの確保に努め、市民目線に立った行政サービスの向上を図ります。
 また、協働の推進のため、行政と市民、地域、事業者、各種団体等とが、課題解決に向けて意見交換ができる環境づくりに努めます。

 取組項目
  No.1 コンビニ交付システムの導入
  No.2 生活応援アプリの導入
  No.3 市民との協働による健康づくりの推進

2 民間委託・民営化の推進

 民間手法により、住民サービスの向上や効率的な業務の実施が見込まれる事業については、積極的に民間への委託や民営化を進めます。
 
 取組項目
  No.4 学校給食調理等業務委託の検討
  No.5 図書館窓口業務の民間委託
  No.6 ホール施設管理運営における外部委託等の検討

3 事務・事業の改善と変革

 職員は、事務・事業の目的、成果検証を常に行い、抜本的な業務の見直し(リメイク)により経費の節減や効率化を進めます。
 行政は、事業の目的や効果を市民、地域、事業者、各種団体等と共有し、それぞれの役割を見直しながら担うべき分野の最適化を図ります。
 補助金については、事業効果等を検証するとともに事業の公益性や行政支援のあり方、適正な執行や制度の再編に取り組みます。

 取組項目
  No.7 糸魚川市体育協会の自主運営の強化
  No.8 糸魚川市文化協会の自主運営の強化
  No.9 職員による行政事務・業務の改善及び提案
  No.10 嘱託員制度の見直し
  No.11 糸魚川市観光協会の自立と機能強化
  No.12 タブレット端末の導入による事務の効率化
  No.13 社会福祉法人監査の広域化の推進
  No.14 応援協定による備蓄品の確保

4 公共施設の総合的かつ計画的な管理

 公共施設の適正配置や長寿命化を進め、将来的な財政負担の軽減と平準化に努めるとともに、経営戦略的視点を持ちながら効果的・効率的な管理運営を推進します。
 取組項目
  No.15 公共施設等総合管理指針に基づく個別計画の策定

5 健全な行財政運営

 中長期的な展望に立った財政見通しを踏まえ、確実な財源確保に取り組むとともに、予算の重点的かつ効率的な配分に努め、重要度や緊急度、費用対効果を意識した健全な行財政運営に努めます。
 また、施設等の利用者負担については、受益者と非受益者との公平性から負担区分の適正化を進めるため、適正な使用料、手数料の見直しを図ります。

 取組項目
  No.16 受益者負担の適正化
  No.17 補助金・負担金の適正化
  No.18 公共下水道事業等の企業会計への移行
  No.19 上水道料金の新たな料金体系の構築

6 職員の意識改革と効率的で質の高い組織運営

 適正な定員管理を進めるとともに職員の意識改革を進め、行政需要に柔軟な対応ができる組織の構築や、様々な行政課題に対応できる職員の育成に取り組み、職員の能力が発揮できる組織運営を行います。

また、職員の不祥事防止及び法令遵守のチェックを徹底し、高い倫理観と危機管理意識を持って市民に信頼される職員の育成に努めます


 取組項目
  No.20 内部監査制度の強化と業務監査の実施
  No.21 職員の地域活動等への積極的参加
  No.22 職員研修による資質向上

 個別計画での取組項目

  No.1 糸魚川市子ども・子育て支援事業計画
  No.2 糸魚川市長期財政見通し
  No.3 糸魚川市公共下水道事業等経営戦略 
  No.4 糸魚川市定員適正化計画

行政改革の推進体制

 総合的な行政改革の指針である第3次行政改革大綱・実施計画に基づき、行政改革推進本部が中心となり推進します。

 第3次行政改革大綱・実施計画の経過と実績は、市民の代表で組織される行政改革推進委員会及び市議会に報告し、意見と提案を受けます。また、広報紙などを通じて市民の皆さんに周知し、広くご意見をお聞きしながら進めていきます。


ご意見をお寄せください
 市の行政改革に対するみなさんのご意見・ご提言ををお待ちしています。
 書式は問いません。電話・FAX・電子メールなどでお寄せください。


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