糸魚川市内には、先祖の生活痕跡(文化財保護法では埋蔵文化財包蔵地=遺跡)が過去の調査等により約270か所あることが分かっています。
 遺跡や出土した遺物は、国民共有の財産として保護、保存・活用していく必要があり、その手続きについて、文化財保護法で次のように定められています。

1 埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の確認
 事業主は土木工事等を行う、または計画している場合に、その範囲が埋蔵文化財包蔵地に該当しているかどうかを事前に確認する必要があります。
 このような時は、市教育委員会文化振興課にお問い合わせください。

2 土木工事等に伴う届け出
 事前協議を経て工事(計画)範囲が埋蔵文化財包蔵地に該当していることが分かった場合は、文化財保護法第93条(第94条)に基づき、工事着手60日前までに届出(通知)を行う必要があります。

3 発掘調査の実施

 協議等の結果、工事前の発掘調査が必要となる場合があります。
遺跡は一度破壊されると二度と元に戻りません。よって発掘調査は工事による破壊を前提とする調査ですから、遺跡の持つ様々な情報を記録し、後世に残していく必要があります。
 調査費用は原則として原因者(事業主)負担ですが、個人の宅地造成や駐車場等の開発に伴う工事で、個人に負担を求めることが適当でない場合については、行政負担となることもあります。

4 その他
(1)国・県史跡に指定されている遺跡内の土木工事等については「現状変更許可申請書」を提出し行政機関の許可を受けなければなりません。
(2)埋蔵文化財包蔵地の範囲外で新たに遺跡が発見された場合には、土地の所有者等は文化財保護法第99条に基づき、届出を行う必要があります。この届出により遺跡の保護等が必要と認められたときは通常の遺跡と同様に協議が必要となります。
(3)出土品の取り扱いについては遺失物として地方自治体(都道府県)に帰属します。また、土地の所有者等が不明で落ちている遺物等を発見された場合は、市教育委員会文化振興課または最寄りの警察署に連絡してください。

笛吹田遺跡