地域高規格道路は高速道路と連携した道路だよ

 高速道路と連携して、広範囲な地域を結ぶ道路を高規格道路といいます。平均的には、高速道路が時速80~100キロ、一般国道が時速35キロ程度で走れるのに対して、おおむね時速60キロ以上で走れる道路を造ろうというものです。

高速道路と連携した道路

経済効果があって災害時の代替道路になるよ
 広い地域間を短時間で結ぶことにより、人やモノの移動が容易になり、経済効果が高まります。
 また「7.11水害」のような災害がおきても安全な交通が可能になります。当時、5ヶ月にわたり、国道148号は交通止めになりました。新潟県と長野県を結ぶ道路の安全性、信頼性が高まります。
経済効果・災害時の代替道路

 

暮らしやすくなるよ

 糸魚川~松本間が現在の2時間20分から1時間45分に短縮(約35分短縮)され、沿線市町村との交流が深まります。文化・スポーツなどの交流の機会が増え、医療・福祉サービスも広く受けやすくなります。
 長野県方面への観光が身近になります。また、糸魚川に訪れる観光客も増えることが期待されます。

暮らしやすくなる

調査区間に指定されているよ
 糸魚川市の平岩周辺から糸魚川インターチェンジ間の約17キロが調査区間に指定されています。今後、地形・自然条件やいろいろな調査をして、ルートが決められます。
 長野県側では、安曇野市堀金(旧堀金村)から大町市の間の15キロおよび小谷村雨中地区の4キロが調査区間に指定されています。
調査区間に指定

 

国道バイパス並みの道路だよ

 国道バイパス並みの道路で、交差点は原則として立体交差ですが、現地状況により平面交差も可能です。また現道を利用することもできるようになりました。
 車線数は、交通量や周辺の状況により2車線以上で整備される予定です。

国道バイパス並みの道路

Q 有料道路ですか?
A 無料の予定です。
 高速道路は利用者の負担でつくられますが、この道路はガソリン税等でつくられるので無料となる予定です。

Q 県内にこのような道路はあるのですか?
A 計画・整備中のものも含めると6路線あります。